ゴルフは元々貴族が社交場に隣接したホールでプレーをしていた事が原型であり、ゴルフ場は正式なパーティーと同じ「フォーマルな場所」とされていました。

初期ゴルフの発展に貢献したスチュワート王家(当時のスコットランド王家)は、マナーに非常に厳しい方で、当時は男性は「襟付きのシャツ・ネクタイ・ジャケット着用」、女性は「フリルが付いたハイネックのブラウス・地面に付くほどの長い丈のスカート」を着用してゴルフをプレーしていたといいます。

ステュアート朝は、1371年から1714年まで続いたスコットランド起源の王朝。1603年以後はイングランド国王を兼ねて同君連合体制となり、1707年にグレートブリテン王国(イギリス)を成立させた。
引用元:wikipedia

ゴルフウェアに革命!1910年以降のアメリカ

1888年ニューヨーク郊外にゴルフ倶楽部が誕生。これがアメリカンゴルフのスタートとなりました。
その後、またたく間に東海岸でゴルフが普及。
猛暑が多い地域での東海岸で、涼しく過ごしやすい気候を持つスコットランドの伝統を守り続けるなんて到底無理な話…。

「こんな暑苦しい服、着ていられるか!」

と、まずはスーツが脱ぎ捨てられ、ネクタイが解かれ、ワイシャツの袖とスボンの裾が半分に切られ、徐々にラフなゴルフスタイルへと変化していきます。

東京オリンピックに向けてゴルフ人気再燃中

現在、日本のゴルフ業界は1960年代の方々のおかげで成り立っていると言っても過言ではありません。
東京オリンピックではゴルフも競技種目の1つとなり、日本には若手スター選手も多く、そのプレーに魅了されてゴルフを始める20~30代の方や、キッズゴルファーも増えてきています。
「ゴルフ=おじさんのスポーツ」というイメージが徐々に変わりつつある今、今後は若い世代と一緒にゴルフ業界を盛り上げていく事が期待されています。

アメリカ西海岸発のブランドに感化されて

2014年にブランドのオーナーであるスティーブン・マルボンと妻のエリカで創設したブランド「Malbon Golf(マルボンゴルフ)」。
ゴルフは12歳の頃に始め、元々大好きなスポーツだけどウェアに関しては着たいと思える服が無く、
「ゴルフが終わってもどこにでも行ける格好がしたい!」と思いたち、自分たちでプロデュースをスタートする。

グローバルでいえることだけど、ゴルフは年配の人たちがやるものだっていう固定概念を破っていかないといけないと思うんだ。そのために、若くてクールな人たちの中にもゴルフ好きが沢山いるっていうことを、常に発信していく必要がある。これまでの伝統や格式に囚われすぎずにね。それは、アメリカだとか日本だとか、場所を問わず全世界でやっていくべきじゃないかな。
by スティーブン・マルボン
引用元:BRUDER

これまでは伝統的なゴルフウェアを着ていなかったら「異質」だと思われてしまいがちですが、ラフな格好をしていたってゴルフが心底好きなだけで受け入れてもらえる、そんなカジュアルウェアをunitementでも広めていきたいです。

unitementの目指す新しいゴルフスタイル

スノーボードウェアメーカーとして培った、過酷な環境下での透湿防水機能の知識を活かし、満足できる機能性と、シンプルでスタイリッシュなデザイン、プレー後にで街中に出かけても全く違和感のないような、そんな新しいゴルフスタイルを今後も提案していきます。